内容説明
「才能は生まれつきではない」「どの子も育つ、育て方ひとつ」。自身が体験したスズキ・メソードと、いまでも大好きなヴァイオリンとの日々を語りつつ、音楽への思いを綴る。
目次
第1章 鈴木鎮一先生への讃歌(メモリアルコンサートの音色;「どの子も育つ 育て方ひとつ」 ほか)
第2章 音楽に救われた日々(才能教育運動発祥の地・松本;市井の文化人が協力した松本音楽院設立 ほか)
第3章 スズキ・メソードの新しい地平(鈴木先生との再会と交流;「五〇にして天命を知る」 ほか)
第4章 私とヴァイオリンと音楽(ヴァイオリンは人生の糧;「楽しみ」になるまで続けよう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumi Kawahara
2
ほぼ、「スズキメソードと僕」だった・・・('ω')・・・「才能」と「天性」を分けていて、ある一定のところまでいったらその差が出るってとこは、同意だな~。でもまぁ、「才能」を目ぇいっぱい伸ばすべく鍛錬を積むのも、楽しいもんですよ。その過程を楽しめれば。でもまぁ、教育現場ではしばしば目的と手段を入れ替える人たちも出てきちゃうだろうけど。そうなると、とたんにしんどくなる。中嶋先生は、そこはきっちり押さえていた人だったんだろう。だからヴァイオリンが楽しめたんだろうな。2020/09/05