内容説明
恐るべき洗脳のメカニズムを解明する。われわれの周囲に思想コントロールがどのように存在するかを多くの事例から明らかにし、洗脳のメカニズムを脳科学から徹底解明した初の試み!洗脳への防御法を説く。
目次
第1部 拷問と誘惑(言葉の起源;神か集団か?;説得の力;癒しの希望;「私が示唆し、あなたは説得し、彼が洗脳する」;洗脳と感化)
第2部 頭の中の反逆者(変化し続けるわれわれの脳;ウェブと新しい世界;心を奪われる;立ち止まって考える力;自由ということ)
第3部 自由とコントロール(犠牲者と捕食者;マインド工場;科学と悪夢;立ち向かうこと)
著者等紹介
テイラー,キャスリーン[テイラー,キャスリーン][Taylor,Kathleen]
オックスフォード大学で生理学と哲学を学び、脳科学に興味を持つようになる。修士課程は、スターリング大学において脳の生化学を研究し、その後、オックスフォード大学に戻って博士課程を経て研究員となり、眼球運動と失読症の神経科学的研究を行う。意識から戦時下残虐行為の心理学まで、幅広いテーマについて論文を発表し、2003年には、Times Higher Education Supplement(THES)/Oxford University Press科学随筆コンクール最優秀賞とTHES人文社会科学著作賞を受賞。その成果として、2004年に最初の著書である『洗脳の世界―だまされないためにマインドコントロールを科学する』を出版した。現在は、オックスフォード大学で研究に従事する傍ら、2冊目の本を執筆中である
佐藤敬[サトウケイ]
弘前大学医学部卒業(1975年)、米国ユタ大学留学を経て、現在、弘前大学医学部附属脳神経血管病態研究施設脳血管病態部門教授・医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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