内容説明
本人、家族、親友、医師、看護師…それぞれの思いは?様々な臨終をめぐる人々の心の動きを観察する。
目次
第1章 もし「死のない世界」があったら
第2章 臨終場面をとりしきるのは誰か
第3章 心理学者から死を学べるか
第4章 子どもは死をどう理解していくのか
第5章 人生半ばの死の不安
第6章 「死の本能」はあるか
第7章 死があるから生きられる
著者等紹介
カステンバウム,ロバート[カステンバウム,ロバート][Kastenbaum,Robert]
1959年、臨床心理学の論文で南カリフォルニア大学より学位を授与される。同年「死の意味」(ハーマン・ファイフェル社刊)の中の重要な章「青年期の時間感覚と死」を担当執筆。以後、死に関するさまざまな研究を続ける。老人病院の高齢入院患者に関する研究調査や国による「ホスピス」の研究調査(National Hospice Demonstration Study)に加わり、最近では臨終場面における周囲の思惑と実際との相違に関する研究を行っている。その他これまでに、死に至る病や死別の悲しみや自殺の研究に関して、老人施設職員や医療関係者とともに研究調査を重ねる。また、死の教育と研究に対して「死の教育とカウンセリング協会」と「アメリカ死の教育センター」から表彰された。アメリカ自殺学会会長、アメリカ心理学会およびアメリカ老年学会理事を歴任。「オメガ」誌、「死学雑誌」、「死学百科事典」等編集主幹。その他著書論文多数。現在、アリゾナ州立大学教授
井上勝也[イノウエカツヤ]
昭和16年生まれ、早稲田大学大学院修了。徳島文理大学、東京都老人総合研究所心理研究室長、筑波大学助教授を経て、現在、同大学心理学系教授。この間、NHK市民大学講座で「老年期」なども担当。平成5年に、「日本老年行動科学会」を設立し、現在会長を務める
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