内容説明
スポーツに臨床心理学の科学と実践を応用した新しい試み。理論、研究、実践に関する情報を首尾一貫した理論モデルとして提示。マインドフルネスをスポーツに適用した、マインドフルネス・アクセプタンス・コミットメント(MAC)についても論及。アスリートの問題の分類に役立つスポーツ心理学的多元分類システム(MCS‐SP)について詳述。イメージ技法など従来の心理的スキルトレーニングがパフォーマンスを向上させることのエビデンスは十分でないことについて言及。エビデンスに基づいた確かな内容。
目次
第1部 理論的・科学的基盤(臨床スポーツ心理学への招待;臨床科学とスポーツ科学を統合する)
第2部 アセスメントと分類(スポーツ心理学的多元分類システム(MCS‐SP)
臨床スポーツ心理学におけるアセスメント)
第3部 臨床スポーツ心理学における介入(伝統的なパフォーマンス強化介入の有効性の評価;パフォーマンス向上(PD)のためのマインドフルネス・アクセプタンス・コミットメント(MAC) ほか)
第4部 その他の検討事項(臨床スポーツ心理学における倫理;臨床スポーツ心理学における専門性の向上とスーパーヴィジョン ほか)
著者等紹介
ガードナー,フランク[ガードナー,フランク] [Gardner,Frank]
ペンシルバニア州フィラデルフィア、ラサール大学の臨床心理学領域に開設された心理学博士(PsyD)プログラムにおいて准教授を務めている。ホフストラ大学にて臨床スポーツ心理学の博士号(PhD)を取得。心理士の有資格者のうち5%にも満たない優れた心理士が持つ、アメリカ専門心理学委員会の認定資格を受けている。臨床心理士、大学院生の指導教官、スーパーヴァイザー、スポーツ心理士として45年の経験を持ち、青少年、大学生、オリンピック、プロのアスリートを対象に仕事をしている
ムーア,ゼラ[ムーア,ゼラ] [Moore,Zella]
ニューヨーク、マンハッタン大学の心理学領域の助教である。ペンシルバニア州フィラデルフィア、ラサール大学の怒り・暴力治療研究センターにおいて、研究開発部門のアソシエイト・ディレクターとしても働いている。2003年にラサール大学にて臨床心理学の心理学博士号(PsyD)を取得し、NHL、NBA、ワールドインドアサッカーリーグのチームにおいてスポーツ心理コンサルタントを務めてきた。APAとアメリカ行動療法認知療法学会(ABCT)の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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