内容説明
フランス革命２００周年記念。激しい一生の公私両面に光をあてた評伝その生涯を詳細な資料をもとに、赤裸々に描く。
目次
１ 国民への神の贈り物
２ フロンドの乱の時代
３ 太陽は昇る
４ 比類ない王者
５ 愛と戦争
６ 絶頂期
７ ベルサイユ宮と無冠の王妃
８ 太陽は欠けはじめる
９ 太陽は沈む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
15
珍しい縦横比の本で、思わず手に取って読んでしまった。他にもゴッホ、ナポレオン、ディケンズ、マルクスなどが出ているらしい（どういうチョイスだろう？）。本書に関してはルイ14世の人間面に着目した評伝。ラ・ヴァリエール夫人、モンテスパン夫人、そしてマントノン夫人との恋を中心に描く通俗的なものだが、そのあたりを扱った類書のような俗悪さがなく、品の良い印象。一昔前の「伝記」らしい本。この形、慣れたら結構持ちやすいかも。2021/01/14
