目次
第1章 大学生が見た刑務所
第2章 日本の犯罪の現状と傾向
第3章 再犯防止の試み
第4章 刑務所における再犯防止に向けた取り組み
第5章 再犯防止を考える
第6章 再犯防止への決意
第7章 システムに依存しないために
第8章 高齢者の万引き
第9章 大学生の刑務所に関する意識調査
著者等紹介
玉城英彦[タマシロヒデヒコ]
1948年、沖縄県今帰仁村古宇利島生まれ。現在北海道大学名誉教授・客員教授、北海道大学新渡戸カレッジフェロー、台北医学大学客員教授。北里大学・テキサス大学・旧国立公衆衛生院(現在国立保健医療科学院)卒。国立水俣病研究センター・世界保健機関(WHO)本部(在スイス・ジュネーブ)勤務後、北海道大学大学院医学研究科教授、米国ポートランド州立大学国際客員教授などを歴任。専門は疫学・グローバルヘルス
藤谷和廣[フジタニカズヒロ]
1995年生まれ。東京都出身。2016年8月~2017年5月フランス・パリ政治学院に留学、2018年3月北海道大学法学部卒業
紺野圭太[コンノケイタ]
1971年生まれ。東京都出身。2004年北海道大学大学院医学研究科社会医学専攻博士課程修了。2004~2009年北海道立釧路保健所・帯広保健所を経て2009年より帯広刑務所医務課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Manari
1
良かった。当初は、学生も疑問を持った食事や医療の待遇に腹立たしく読み進められるだろうか、と短絡的に思ったが。犯罪は社会が生み出している、それはそう…だが。初々しい大学生の素直な感想、冷静な考察レポートが秀逸。北洋建設の小澤社長(2024年逝去された)の、積極的な出所者雇用エピソードが凄い…助成金より雇用の方がコストがかかるのに。再犯防止は被害者のためでもある。北欧では出所者が罪を隠さない社会が再犯につながるらしい。更生施設の歴史も必見。舞台の刑務所は覚醒剤と窃盗の罪が大半、更生の可能性もあるだろう2025/10/10
-
- 和書
- 悪い夏 角川文庫