内容説明
臨床・教育・研究の先端を網羅!音楽療法の本質に迫る新たな視点!音楽療法のオリジナリティとアイデンティティとは。
目次
1 臨床と教育(沈黙に寄り添う音楽とともに―音楽的対話の源を求めて;子どもの音楽療法―「対象の理解」と「目標の設定」に焦点をあてて;内面性の諸現象と分析的音楽療法―20代女子学生へのアプローチ;音楽療法セッションにおける「場」―統合失調症患者への音楽のアウトリーチ;精神科の音楽療法における音楽について;高齢者領域の音楽療法のねらいはどこにあるのか―岐阜県音楽療法士の事例を通した考察;音楽療法士が「自分と音楽との関係」を見直すこと)
2 音楽療法研究(“Therapy”の語源から見た音楽療法;「臨床音楽学」の可能性―音楽療法の基礎学として;音楽療法において心理学的方法論をどのように生かすか―臨床実践の外から見た音楽療法;ドゥルーズ+ガタリの音楽論と音楽療法;「シンボル感の生成」としての美的経験―バウハウスにおける「音楽教育」をめぐって;「替え歌」から「つくり歌」と「歌掛け」へ―多くの日本人に受け入れられる療法モデルを求めて;音楽雑誌にみる音楽療法関連文献)
3 講演(音楽療法とは何か;音楽療法臨床における即興;音楽療法士になるために何を学んだらよいか;音楽療法と審美性;音楽療法とコミュニティ;ノルウェーの音楽療法事情)