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内容説明
哲学する動物たち、ひっくり返れないことにコンプレックスをもつサギ、とまどいながらタコとお茶をするリス、理屈っぽくてナイーブなアリ、思い出をとっておく箱、風が運んでくれる木の皮の手紙…。大人のための哲学童話、待望の出版化。オランダ児童文学の金字塔、ついに翻訳刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
動物たちのショートショート。「ハリネズミの願い」の作者、トーン・テレヘン。ハリネズミの願いよりこちらは読みやすかったけれど、ちょっと哲学的で私はスーッと心に響くものがなかったかな。物語に出てくる動物たちがちょっとネガティブな感じがするので。あとがきが一番興味深かったです。2018/05/20
野のこ
38
「ハリネズミの願い」より断然こっちが好み。動物たちがマイペース、シュールでユニークでした。奇妙なのにほのぼの。諦めや事実を事実として認める清さ、ゾウもアリもみんな対等なのも良かったです。どれも個性が強かったけど『森のプール』が特に印象に残りました。話し方がちょっと村上春樹さんぽかったような。リスの紅茶と橅のハチミツのおもてなしが素敵でした。いつもあるからきっとたっぷりストックしてあるのね。優しい 2018/05/02
花林糖
22
(図書館本)オランダの児童文学で、哲学する動物達のお話。ほんとに短い短編43話。この本の世界では、リスも象もカメハチもみんなおなじ大きでお茶する仲。哲学的だけど、動物達の不思議な夢の世界の様なお話でした。2016/03/11
mntmt
21
全43話。一編一編は短いけれど、さらっと読んではいけないような、じっくりと読みたい話。哲学的です。リスやアリ、ゾウ、ハリネズミたち。それぞれのキャラもちゃんと描かれていた。ゾウが好きだな。2016/03/02
りえこ
20
いいなぁ。この本。すごく好き。リスとアリの関係も好きだし、ゾウもいい。どの動物もみんな同じ大きさで、だれも死なないというのもいい。心地よくて癒されました。哲学的なので、もう一度じっくり読みたいです。2016/05/14