内容説明
アメリカ東部ニューイングランドの田園風景や生活を、美しく、生き生きと描いた作風で、幅広い年齢層に愛されている絵本作家ターシャ・テューダー。本書は、その生い立ちと、独特の世界を作り上げるにいたった過程を、長女ベサニーが綴った「ターシャの原点」とも言える本です。常に自然体で生き、生活においても作品においても、商業主義や流行に流されず、19世紀の農村のシンプルな生活様式に良さを認め、それを実践、水道もスチーム暖房もない100年以上もたつ家で、絵本の仕事をしながら、4人の子どもを育てた、ターシャとその家族の、多くの人が夢見る生活。
目次
1 子ども時代
2 新しい生活
3 ティーンエージャー
4 絵本作家への道
5 家庭生活
6 画家ターシャ・テューダー
7 農場生活
8 さまざまな行事
9 手工芸・気晴らし・人形劇
10 思いがけない幸福
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海(カイ)
16
【図書館】ターシャ・テューダーの生活と作品を深く知ることのできる本!ターシャの生き方は本当に素敵です♪2014/06/08
ochatomo
14
長子の長女ベサニーさんが39歳時に64歳の母ターシャさんの子ども時代からバーモント州での老後生活までを写真豊富にわかりやすく綴る 題名は著者5歳時に父母が見つけ移住したニューハンプシャー州の450エーカーの土地つきの家 読み応えあり コーギ犬は次男トムが気に入って1959年から飼い始めたよう 原題“Drawn from New England” 元本1979年 1999刊2019/11/08
Mayu
9
ターシャさんのお嬢様が書かれた本で、ターシャさんの若い頃の生活や、現在の家を整えるまでの諸々がたくさんの写真とともに綴られていて、素晴らしい内容でした。美しい自然描写とともに沢山紹介されている家族の行事がとても楽しそうで、真似してみたい!と思ってしまいました。一番感じたのは、ターシャさんが長い時間をかけて、少しずつ理想の生活を作り上げていったということ。自分が楽しいとか、素敵だな、と思うことをひとつづつ選びとって、暮らしを豊かにしたいなという前向きな気持ちになれました。ターシャさんの写真はどれも美しく感動2015/02/22
まーちん
2
これまでのどの本よりもターシャの人となりについて詳しい。さすが娘!これを読む限りでは家族仲良さそうに思えるんだけどなぁ〜遺産争いの現実とのギャップが…。数々のテューダー家の思い出が羨ましい反面、子どもたちはこんな暮らしからどうやって文明社会に順応できたのかも気になる。2013/02/27
メロンサンデー
1
たくさんの手作りの品々がどれも素敵。2012/08/04