クジラの跳躍

クジラの跳躍

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  • サイズ A5判/ページ数 1冊(頁/高さ 16X16cm
  • 商品コード 9784889916379
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

42
多様な命の時間が、私たちを取り巻いています。ともすれば人は自分の命の長さ、惑星の運行、自転する地球を計測の基準にしてしまいます。しかし本当はもっとずっと違う時間の流れ方がある。黒猫のサンボと旅する老人が波頭に、その兆しを見つけます。6時間もすればクジラの跳躍が… やがて画家が波間から現れ、続々と見物客が集まってきて その跳躍を楽しみます。そこは私達の住む世界の、もう一つの時間軸。ガラスでできてる海を歩いて旅し世界を周る…例えば黄泉が、斯様にゆっくりと時間の流れる処であってくれれば悪くないと一人思いました。2017/02/06

gtn

15
時の進行を遅らせてクジラを間近に見れる人と、瞬時にしか見れない人。その違いは何だろう。思い出の有る無しか。2020/08/12

Cinejazz

9
〝夜の海。大型観光船のデッキ。「なにか見えるかい?」「飛び魚の群れが見えるよ」「きっとなにか、大きな魚に...追われているんだ」・・・真っ黒の海面を見ていると、海の色が変わり緑の大海原に。 その波の上には、黒猫を連れた一人の老人が現れて...夢か幻か、現実か?! 「もしや、ク、クジラ?・・・跳躍の前兆だ!」・・・〟レイ・ブラットリの世界に紛れ込んだような、ミラクルな色彩に目を奪われる<たむらしげる>サンの不思議な絵本。 2023/08/06

円舞曲

9
世界を考えすぎて眠れない夜にはぴったりの癒される緑色の絵本かな。2011/11/16

5
緑色のガラスでできた海のうえで繰り広げられる、不思議な出来事の数々。なかでも圧巻は、ガラスの海から躍り出る巨大なクジラ。 何ともいえない不思議な空気を持った絵本で、読んだあとしばらくポカーンとしてしまった。2004/03/24

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