ロゴスの名はロゴス

ロゴスの名はロゴス

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784889916225
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

大新聞、大作家の誤字誤文を笑え!それは非論理の表れなのだ。

目次

カメラに「フイルム」を入れるのが日本式なのだ
「超」だの「ド」だのがついても由緒正しい言葉がある
大きい「ツ」と小さい「ッ」には本質的なちがいがある
歴史的仮名遣ひって論理的でせう
白線までさがるのは「危険ですから」か「危ないですから」か
東日本の訓読みと西日本の訓読み
意味がなんとなく通るとき誤用は見逃しやすい
「攻め合って」「防ぎ合う」から「せめぎ合う」なのか?
日本人は音声だけでなく文字でもしゃべっている
単語の日本語訳と語法の日本語訳〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

11
言葉の誤用をあげつらう本。大義名分として「ロゴス(言葉)はロゴス(論理) に他ならぬ」を掲げての書名なのだが、ここでいう論理とは歴史的仮名遣いや旧漢字の合理性とか「茶とteaとチャイは同根」的な語源への注目とか、所詮その程度。バラバラに暗記するよりフックを多くした方がおぼえやすいよ、というに過ぎない。「就職ジャーナル」連載だから、読み手代表は「明治大学経済学部」的坊ちゃんや「青山大学英文科」的お嬢ちゃんであり、これに対して私大文系最高峰早稲田大学卒の呉が教えを垂れる構図。就職試験対策も兼ねているのだろう。2020/05/22

さえきかずひこ

5
呉智英を初めて読んだのは、13歳の時であった。それから早くも20年の歳月を経てしまった。久しぶりに手にした呉の知的エッセイ集は中野豪のおかしなイラストとあいまって、とても読みやすくためにもなるのだった。とくに日本短歌界の堕落ぶりが印象的である(pp207-210)。2014/04/30

ダイキ

3
「『朕が百僚有司の励精、朕が一億衆庶の奉公、各々最善を尽せるに拘わらず戦局必ずしも好転せず…』……と言っているのは、もちろん『朕』なのだから天皇であり、これは一九四五年八月の終戦詔書である。英米の横暴に抗すべく開始した大東亜戦争の敗北を認める詔書に、英語直訳表現(最善を尽くす)が使われているのも、何か皮肉である。」(「鍵」に当たるのがアメリカ人、「鍵」に乗るのが日本人)2023/02/12

イワハシ

0
再読2001/11/01

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