内容説明
技術を評価する視点が、「人間科学」重視へと大きく変わる中で、企業の技術開発発想も変えなければならない。本書では、1社1技術戦略、ポートフォリオR&D戦略、理念・戦略・技術の整合―といった2000年に向けた企業の新技術戦略を提示する。
目次
第1部 90年代の技術新潮流と戦略(社会の進展とともに変わる技術評価の視点;転換期をむかえた日本の技術開発;個の情報化を促進するエレクトロニクス;有望分野へ絞り込まれる新素材;人間を支える技術となるバイオテクノロジー;21世紀を決める10年間)
第2部 技術戦略のケーススタディ(90年代のエレクトロニクス産業を担う液晶ディスプレイ;個の情報化に伴う飛躍的普及の見込める移動体通信;インフラが整い成長期をむかえるナビゲーション市場;待たれる機能性食品の登場;機器のポータブル化で需要急増の二次電池;環境問題で脚光浴びる生分解性プラスチック)