出版社内容情報
摂関家は平安末期以降、複数の家系に分裂するが、なかでも松殿流は基房が摂関に任じられながらも摂関家として続かなかった。この原…樋口健太郎「鎌倉時代の松殿基房」。摂関家は平安末期以降、複数の家系に分裂するが、なかでも松殿流は基房が摂関に任じられながらも、子孫は摂関家として続かなかった。この原因は、基房が敗死した木曽義仲と結んだためと理解されてきたが、この論文では、その後も基房の存在感が大きく、松殿流が摂関家として復権する可能性もあったとする新説を提唱。ほか、「古代史への招待?」と新刊紹介1篇を収録。
樋口健太郎「鎌倉時代の松殿基房」
「古代史への招待?」
新刊紹介
古典と歴史の会[コテントレキシノカイ]
編集
目次
鎌倉時代の松殿基房
古代史への招待2 聖徳太子の伝記
紹介 木本好信+中丸貴史+樋口健太郎編『時範記逸文集成』