内容説明
「武士道とは死ぬこととみつけたり」(葉隠)という観念的武士道に対し、新選組は「武士」本来の姿である「戦い」を本分とした、日本史上唯一の剣戟職能渡世集団であった。新選組の精神を解き明かす。
目次
第1章 新選組の職能
第2章 武士道
第3章 新選組から見た幕末維新
第4章 新選組の内部粛清
第5章 京都擾乱
第6章 長州征討
第7章 新選組の滅亡
第8章 剣戟のエンタテイナー
付章 反武士道
著者等紹介
田原八郎[タハラハチロウ]
1947年大阪市に生まれる。1972年東京大学文学部哲学科卒、1977年同大学院博士課程修了(比較哲学)。東京大学運動会ボクシング部コーチ、京都大学体育会ボクシング部監督、日本アマチュアボクシング連盟理事を歴任する
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小雀✡ずーっと積読減強化月……
3
『新選組の武士道精神を解き明かす』とか書いてあるから手に取ったのに、全然期待外れ。鎌倉〜戦国期の武士道、江戸時代の武士道、明治国家の武士道の違いも明確にしてる訳でもない。同じ話を繰り返し、繰り返し頁数を増やしただけに感じる文章と、年代をアチコチ彷徨い引用する書き方にイライラした。 『新選組の武士道』の本では無い。結局、何が書きたかったの?って感じだった。2014/11/30
どらんかー
2
なぜ新選組が幕末に輝いていたかその説明がとても良かったです。2023/09/24
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