心の児童文学館シリーズ<br> イッカククジラがきた浜辺

心の児童文学館シリーズ
イッカククジラがきた浜辺

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784889751390
  • NDC分類 K933

内容説明

「バードマンに近づくな。」子どもたちは、大人たちから、きびしくいわれていました。グレイシスとダニエルは、その教えを破ぶってしまいます。バードマンは、「サムソン島に近づくな。」といいました。ところが、二人は、サムソン島へいってしまいます。イッカククジラが一頭、村の浜辺へのりあげました。沖からおし寄せるたくさんのイッカククジラ。バードマンと二人は、クジラを助けようとします。村の人はせっかくの獲ものを逃がす気になれません。クジラを救うため、バードマンは、はじめて、サムソン島ののろいを、自分の秘密を村人に語り始めるのでした。「子ギツネたちのゆくえ」の作者の作品です。小学生中級以上~中学生向き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

明るい果物

2
イッカク格好いい、ちょっとでも知りたいと思ってタイトルで選んで読んでみた。そしたらイッカクについての物語というより、野生生物を大切にしない人間を示唆する内容のものでした。日本も昔はイッカクの角をたくさん買っていたようです。教訓めいてはあったけど、とても心温まる本でした。2013/04/19

おーうち

0
途中で休憩してさいごまで読み終わったところ。翻訳家の文体が少し古風に思えた。くじらが浜辺に打ち上げられるのはこういうことなのか、と教えてもらえた。やっぱり第一次世界大戦の頃の話しで、学校の先生、子どもたちが率先して戦争を推し進めたのかもしれない世界感がつたわってくる。それだから余計に、困っている人や弱いお年寄りや小さな子どもは大切にしないとね。差別みたいなことや体罰、襲撃、今から考えると不思議にうつるんだろうけど当時は当たり前だったのかもしれない。2020/03/20

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