目次
第1章 紙にも命を―紙様コレクション(美人絵葉書―芸者“萬龍”;あったよね…「缶詰のラベル」 ほか)
第2章 美人舶来―明治・大正の美人と最新洋風モード(はいチーズ!;美人薄命・塞翁が馬 ほか)
第3章 滑稽怪だらけ―滑稽新聞・絵葉書世界から(オイねヱさんチョイトはさみを貸しておくれ;オヤオヤ奥様、旦那様ニ限ッテ… ほか)
第4章 ぽちぽち洒落よう!―心付けの世界(ぽち袋は郵便制度の落とし子だった。;心付けを遊びましょう。 ほか)
著者等紹介
三遊亭あほまろ[サンユウテイアホマロ]
三代目三遊亭圓歌の弟子だが落語家ではない。庶民文化研究家・古銭研究家・写真家をしながら執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ままこ
66
筆者が紙様と名付けた、明治・大正・昭和時代をを映しとる紙コレクションがずらり。封印シール、箸袋、ポチ袋などなど。明治時代の美人絵葉書、息を止めていたから笑顔が少なかったのか。その中で、息を止めていても満面の笑顔の芸者「時松」さん。明治時代にもあったコスプレ。看護婦さんの衣装が素敵。咄家っぽい解説。マニアックな紙雑学も楽しめた。2024/08/05
yomineko@ヴィタリにゃん
64
たかが紙モノとは絶対に言えない素晴らしいコレクションの数々。缶詰ラベルまできちんと取ってあるのはマメで凄い。されど紙たかが紙とは言わせない逸品ばかり。鋏を入れた切符まである!これが実物か!と目を見張る。結構鋭利な鋏で驚く。昔の芸者さんの絵葉書はとても貴重。お金がかからないからと言いつつ割り箸袋まで丁寧に集めている方もいた。2022/11/02
のぞみ子
2
同じ「収集家」という業を背負った先輩の本。ジャンルはやや違えど、コレクションに対する思いなどはやはり同じ。ずらっと並んだ写真はやはり良いですね。2021/02/08
kaz
0
よくまあこれだけ色々なものを集めたなというのが正直な感想。そうは言っても、昔の美人絵葉書、缶詰のラベル、メンコ等は面白い。図書館の内容紹介は『紙モノ・コレクションを“紙様”と仰ぐコレクターが、その膨大なコレクションから多種多様なジャンルの紙様を選び抜き、時代背景や自身の想いとともに紹介する。「スタンプマガジン」掲載に新規画像を加えて書籍化』。 2021/01/23
hisaos
0
目白の切手の博物館で行われた展示のカタログ。語り口調の文でクスリとさせる。それにしても膨大な紙モノをここまで集めたもの…と感心する2020/11/09