出版社内容情報
著名人というテーマをとおして、切手の博物館(東京・目白)が発信する、手紙文化の豊かさと切手の世界の広がり。
新垣千尋[アラガキチヒロ]
映画と文芸を中心に、紙モノを収集中。コレクターたちの協力を受け、雑誌「郵趣」誌に「著名人の手紙」を執筆中。手紙には人の手ざわりがあり、メールでは味わえない良さを感じている。
池澤克就[イケザワカツナリ]
作家を中心とした直筆書簡を収集中。著名人ゆかりの地を訪ねながらそのエピソードを紐解く「文化人ゆかりの地を往く」を切手趣味の会員誌「スタンプマガジン」に連載。また過去には、古今の文人たちの遺した詩歌の時代背景を追った「日本うたよみ紀行」も同誌に連載。連載休日や旅先では文学散歩と写真を楽しむ。
内容説明
あの人を語り出す切手、あの人がしたためた手紙。
目次
第1章 著名人の手紙(高峰秀子;三船敏郎 ほか)
第2章 日本うたよみ紀行(宮沢賢治;竹久夢二 ほか)
第3章 文化人切手ゆかりの地を往く(樋口一葉・森鴎外;九代目団十郎・野口英世 ほか)
第4章 切手人名録 著名人226名の横顔(芸能人;文学者 ほか)
第5章 切手の博物館ガイド(小型印とアクセス;館内ガイド ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山河
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切手・絵画は実に興味深く関心が高い。著名人のハガキや切手は言うまでもない。2017/02/14
空海
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切手・絵画は実に興味があり深い。著名人のはがきや切手は言うまでもない。2017/02/14
志村真幸
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切手の博物館の開館20周年を記念した出版。 新垣千尋さんと池澤克就さんが執筆担当。 館蔵品を中心に、著名人の切手や手紙を多数収録している。とくにおもしろかったのは、直筆の書簡/はがきを紹介したコーナー。高峰秀子、三船敏郎、大河内伝次郎、棟方志功らをとりあげているのだが、文字や宛名の書き方、年賀状の内容といったところに人柄が出ていて興味深い。 そのほか、切手にデザインされた著名人を、芸能人、政治家、アスリートなどに分けて示したり。 切手好きでなくても楽しめる一冊だ。 2022/02/21