内容説明
世界最初の切手、欲しくないですか、知りたくないですか。若く美しい女王の横顔に恋しよう!
目次
ペニー・ブラックを解剖する
ペニー・ブラックとその時代(英国郵便の曙;イギリス革命の荒波の中で;馬車が運ぶ/鉄道が運ぶ;そして“切手”が生まれた)
著者等紹介
内藤陽介[ナイトウヨウスケ]
1967年、東京都生。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。フジインターナショナルミント株式会社・顧問。国際郵趣連盟およびアジア郵趣連盟審査員。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し研究・著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
19
SNS時代には信じがたい話であると思うが、一世代前まで手紙は通信の主役。切手収集は趣味の王様。郵便近代化は産業革命と同時並行。この通信イノベーションに重要な役割を果たしたのが切手の発明。チップの習慣が示すように、ヨーロッパは後払いを好む文化。それを前払いに変えたのが切手。この変化により、資金の流れが大きく変わり、社会変革が受益負担でできるようになった。通信網整備の重要性に気がついた英国は19世紀半ばから国策として海底ケーブルを世界中で事業展開。世界の覇権を握り、わが国では台北電信として長崎に拠点を置いた。2018/10/25
スプリント
12
英国の郵便と切手の歴史。 切手も消え行く文化ですね。2022/11/03
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