内容説明
本書は、21世紀を迎えた日本の製造業においてIT(Information Technology)を活用し、自社の競争優位の中にどう組み込むかを真剣に議論したもので、日本型製造業の特徴を押さえ、市場環境への対応と確実に利益が出る企業にするための戦略的IT論と実際の導入手法を述べている。
目次
第1部 21世紀の製造業の経営戦略(製造業は本当に斜陽か?;グローバルスタンダード時代の理解;新しいビジネスモデルの提唱;経営指標で戦略を実行する)
第2部 IT戦略論(IT戦略の考え方;リアルタイム統合BOMの重要性;MRP中心からスケジューラー中心のシステムへ;「在庫管理」を超えた新しい生産管理手法―ストリーム管理(メタ製番)
製造業のBtoB戦略の実現)
第3部 IT技術論(アーキテクチャー;コアテクノロジー)
著者等紹介
山田太郎[ヤマダタロウ]
日本パラメトリック・テクノロジー副社長。慶応義塾大学経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現・アクセンチュア)で製造業のシステムコンサルティングに従事。その後、ERPベンダーのバーン日本法人設立に寄与。プライスウォーターハウスクーパースコンサルタントのマネジャーを経て、現職に。ITの戦略と技術の両面に強く、かつ製造現場にも詳しい数少ないコンサルタント。コンサルティングのほか、原稿執筆、講演、大学非常勤講師などの活動も活発に行っている。著書に「初めてのバリューチェーンマネジメント」。日本経営工学会会員、日本情報処理学会会員
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