ラジウム物語―放射線とがん治療

ラジウム物語―放射線とがん治療

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784889221022
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C1040

出版社内容情報

《内容》 キュリー夫妻がラジウムを発見して100年.本書はそれを記念して書かれたものである. 放射能・放射線とはどのようなものかという放射線物理の基礎的な話,ラジウムが発見された時代背景,キュリー夫妻がどれだけ苦労してラジウムを発見したかなど,キュリー夫人伝としても読める. また,ラジウムを用いた放射線治療の歴史,ならびに現状の放射線治療についても簡単な文章で紹介している.

内容説明

1~3章ではラジウム発見の経緯と発見から核分裂までの核物理学発展の歴史を概観し、4~6章ではラジウムから放出される各種放射線の性質、放射線の発生機構、放射線量とその単位などをわかりやすく解説し、7~8章でラジウム療法にはどんな方法があるのか、治療成績はどうだったのか、そのラジウムは癌研病院でどのように過ごして、その一生を終わったのかを思い出話などを交えて記述し、9章ではラジウムも取り扱い方によっては、人類に悪影響を及ぼすことを記載した。最後の10章にラジウムの後継者であるコバルト60、直線加速器などの各種放射線治療装置の特徴とそれらによる治療成績について記述し、放射線治療の現状を概観した。

目次

1章 ラジウムの生い立ち
2章 ラジウムは壊変して何になるか?そのとき放出される放射線は?
3章 アルファ粒子による元素の変換から核分裂まで
4章 X線、α、β、γ線などの放射線はどのようにして発生するのだろう
5章 放射線と物質との相互作用―ラジウムから放出される放射線は物質によりどのように吸収され、そこで何が起こるか
6章 放射線と放射能―その量はどういう単位で表しているか
7章 各種ラジウム療法の開発とわが国におけるラジウム治療の開始
8章 癌研におけるラジウムの一生
9章 ラジウムの人体および環境への影響
10章 ラジウム治療の後継者

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