内容説明
「戦争できる憲法」にしてはならない!実は、安倍改憲「4項目」とは「7項目」だった―自衛隊明記の危険性や改憲が信途不明金で買収されかねない恐れなど、改憲反対者から賛成者まで幅広い人々の理性的・客観的判断のための新たな材料を提供。
目次
第1部 自公政権による“憲法と民意の蹂躙”と明文改憲に向けた動き(安保体制のグローバル化と憲法9条の蹂躙;安倍自民党内の改憲論議)
第2部 安倍自民「4項目」条文イメージ(2018年)の建前と本音(参議院「合区」解消を口実にした改憲の本音;「自衛隊違憲」論を口実にした改憲の本音;「高等教育の無償」を口実にした改憲の本音;「自然災害への対処」を口実にした加憲の本音;安倍改憲は違憲・無効の改憲です!)
第3部 憲法改正手続法の欠陥と公平・公正でない広報資金(憲法改正手続法の重大な問題点;国民投票で「7項目」を「4項目」にする自民党の思惑;“公平”ではない巨額の広告・広報費投入のおそれ;“公正”ではない使途不明金投入のおそれ)
著者等紹介
上脇博之[カミワキヒロシ]
1958年7月、鹿児島県姶良郡隼人町(現在の霧島市隼人町)生まれ。鹿児島県立加治木高等学校卒業。関西大学法学部卒業。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、北九州市立大学法学部講師・助教授・教授を経て、2004年から神戸学院大学大学院実務法学研究科教授、2015年から同大学法学部教授。専門は憲法学。2000年に博士(法学)号を取得(神戸大学)。憲法運動、市民運動の分野に参加しながら現在、「政治資金オンブズマン」共同代表、公益財団法人「政治資金センター」理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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