内容説明
「戦争が廊下の奥に立ってゐた」は日米開戦2年前に俳人渡辺白泉が詠んだ句。庶民が知らないうちに戦争は始まり、気づいた時には日常の廊下に立っていた。そして現在…「新しい戦前」の実相を「台湾有事」の矢面に立つ南西諸島と著者の足元に見ながら、戦争国家づくりの今を追及する!
目次
第1章 標的にされる島
第2章 石垣島を戦場にさせない―ミサイルより外交を
第3章 立ち上がる住民、議会、知事
第4章 標的にされる国
第5章 戦争準備に組み込まれる地方自治体
第6章 にわかづく軍需産業
第7章 産業・経済・財政をゆがめる軍事化
第8章 系統的にはかられてきた戦争国家づくりの布石
著者等紹介
渡辺国男[ワタナベクニオ]
1945年、福井市生まれ。ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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