内容説明
マイナンバーの問題を「個人情報が漏れると怖い」と狭くとらえていては、私たちの人権は守ることはできない。個人情報がどう利活用されて「もうけのタネ」になるのか。それはどのようにして人権侵害をもたらすかを考えてみることが必要だ。
目次
第1章 マイナンバーカードをめぐって今、起きている問題
第2章 健康保険証利用の仕組みとトラブルの原因
第3章 政府が主張するメリットは本当なのか
第4章 健康保険証廃止は弱者の切り捨て
第5章 マイナンバー制度とプロファイリング
第6章 なぜ起きたマイナンバーの誤登録
第7章 公的個人認証とマイナポータル
第8章 オンライン資格確認と医療DX
第9章 マイナンバー制度のさらなる利用拡大と人権侵害
第10章 プロファイリング、顔認識をめぐる世界の動き
第11章 健康保険証廃止反対と個人情報保護、そして日本国憲法
著者等紹介
〓田充[クロダミツル]
1958年大阪市生まれ。自治体情報政策研究所代表。一般社団法人大阪自治体問題研究所理事。元大阪経済大学非常勤講師。大阪府立大学工学部電気工学科卒業後、松原市役所に就職し、総務、税務に携わる。1997年に退職し立命館大学大学院社会学研究科へ進学、修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。