内容説明
本書は、著者が一九八七年以降に新聞や雑誌をはじめとするジャーナリズムから依頼を受けて執筆した論文、エッセイ、コラム、書評などを集めたものである。
目次
タルコフスキイの死
ロシア文学のペレストロイカ―ブルガーコフの場合
ペレストロイカは「音楽史」を変えられるか
時代を投影したショスタコーヴィチ
モスクワ室内音楽劇場をめぐって
ロシア音楽を聴く愉しみ
ボリス・エイフマンの才能
ロシア演劇の魅力・劇場の客席から
ロシア・アヴァンギャルドの時代精神
ロシア・アヴァンギャルドの現在〔ほか〕
著者等紹介
水野忠夫[ミズノタダオ]
1937年中国吉林市生まれ。1961年早稲田大学文学部ロシア文学科卒。1966年早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士課程修了。現在早稲田大学文学部教授、20世紀ロシア文化専攻。主な著書に、『マヤコフスキイ・ノート』(中央公論社)、『ロシア・アヴァンギャルド』(パルコ出版)、『囚われのロシア文学』(中公新書)、『ロシア読書ノート』『ロシア雑記』(南雲堂)などがあり、訳書に、ショーロホフ『静かなドン』、ヴォルコフ編『ショスタコーヴィチの証言』(中央公論社)、ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』『悪魔物語』(集英社)、シクロフスキイ『散文の理論』(せりか書房)など多数ある
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