内容説明
人類は、マラリアをはじめとする蚊媒介性の病気により古くから悩まされ、現在でも毎年何億もの人が感染し死者は何百万人にも達している。その解決は容易なことではないが、それに向かって突き進むしかない。本書では、その具体的な方策を考えている。
目次
序章 蚊の恐ろしさ
第1章 海を渡った黄熱
第2章 デング熱の汎流行
第3章 日本脳炎の流行と対策
第4章 都市化がフィラリア症を増やした
第5章 世界最大の病気マラリア
第6章 初期のマラリア対策
第7章 DDTがマラリア対策を変えた
第8章 日本にもマラリアは多かった
第9章 世界のマラリアはどうなるか
第10章 病気の対策の将来