内容説明
旧満州で敗戦に遭遇し、極貧のなかで幼子を亡くし、病をえて帰国、半年後に死去した著者の遺稿散文詩を50年後に刊行する。旧満州の戦後の窮乏生活、引揚げ、病床、亡き娘への哀傷が胸をうつ。
目次
はじめに
ああ、あのことば
あまりになまなましい記憶は
遠きいなづまに呼びかける夜
わたしの句
くろかみを断る
月
終戦後のあの日
はじめておまんじう売つたとき
春遠からじ〔ほか〕
旧満州で敗戦に遭遇し、極貧のなかで幼子を亡くし、病をえて帰国、半年後に死去した著者の遺稿散文詩を50年後に刊行する。旧満州の戦後の窮乏生活、引揚げ、病床、亡き娘への哀傷が胸をうつ。
はじめに
ああ、あのことば
あまりになまなましい記憶は
遠きいなづまに呼びかける夜
わたしの句
くろかみを断る
月
終戦後のあの日
はじめておまんじう売つたとき
春遠からじ〔ほか〕