内容説明
時代のキーワード「福祉」を東京・明治のあちこちに追ってみよう。そこでは多くの情熱的な人物、意外な変貌、そしてあまり知られていない物語に出会うことになる。あなたの街のすぐ近くに脈々と流れている福祉活動の源流を、地下深く、時間を越えて発見するかもしれない。さあ、テーマを持って、街歩きを楽しもう。
目次
第1章 幼童教育・貧児教育(四谷―二葉幼稚園;上野―万年尋常小学校;大塚―養育院の子どもたち;本郷・西麻布・広尾―福田会育児院)
第2章 老人ホーム事始め(麻布・六本木―聖ヒルダ養老院;滝野川―東京養老院)
第3章 知識人たちの活動(巣鴨―家庭学校(留岡幸助)
神田―琴具須玲館(片山潜))
第4章 「スラムの街」はるかなり(四谷―鮫河橋;細民・貧民・窮民 ほか)
著者等紹介
河畠修[カワバタオサム]
1935年東京に生まれる。1960年東京大学文学部卒業。メディア分野に長く勤務し、福祉系放送番組の制作に従事。1993年愛知みずほ大学人間科学部教授。1997年浦和短期大学教授。2003年浦和大学総合福祉学部教授(高齢社会論・福祉文化論を担当)。日本福祉大学大学院・京都女子大学大学院講師(非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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