内容説明
近世の日本人は稲荷に何を願い、期待するようになっていったのだろうか。狐の霊力や、狐付き、狐信仰といった日本社会に特有の伝承が、開発の進む都市や農村に受け入れられていく過程を、各地の稲荷社や伝承の地を訪ね、文献を渉猟して検証。
目次
第1部 狐と寺社ところどころ(玉藻稲荷と女化稲荷;葛の葉稲荷その他;源九郎稲荷 ほか)
第2部 江戸の稲荷(江戸の稲荷の起源と繁盛;江戸の狐稲荷;瘡病・狐・稲荷 ほか)
第3部 狐付きと狐落とし(狐付きの型と仕組み;狐落としの方法;狐の細分類と意味範囲の拡張 ほか)
著者等紹介
中村禎里[ナカムラテイリ]
1932年東京生まれ。1958年東京都立大学生物学科卒業。1967年から立正大学教養部勤務、講師、助教授、教授を経て、1995~2002年、仏教学部教授、2002年から立正大学名誉教授
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感想・レビュー
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akagami_ext
1
稲荷信仰縁起や信仰していた集団の移り変わりなどがメイン。狐が信仰対象となった起源や、神仏習合による影響などの資料・史跡を中心としており、「日本人と狐の関係性」という方面は少なめ。まさに、日本史の本である。2011/12/26
えあどろっぷ
0
江戸時代の稲荷信仰の流行や狐付きに対する検証を行う。 歴史に明るくないため、物語が時代を経て異なる参考文献が合体して生まれる様が見ていて新鮮だった。 全体的に、検証の妥当性などは飛ばして、結論のみを流し読みした形。 日本史の流れが頭にあればもっと学びが多かったかもしれない。2020/06/15




