言葉と権力―インドネシアの政治文化探求

言葉と権力―インドネシアの政治文化探求

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  • サイズ B6判/ページ数 522p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784888882415
  • NDC分類 312.24
  • Cコード C0031

内容説明

『想像の共同体』で日本の思想界にも強い衝撃をもたらしたベネディクト・アンダーソンの重要論文集。現代世界が直面する最大の問題である民族とナショナリズムを考えるとき、ベネディクト・アンダーソンは最も注目される思想家であろう。本書はその思想形成をあとづける、30年に及ぶインドネシア研究に基づく八本の論文で構成。国民国家という虚構はいかにして生まれたのか、そのとき言葉(国家語)は出版資本主義とどう関係し、どう変容したのか―。

目次

第1部 権力(ジャワ文化における権力観;カリスマをめぐる更なる冒険;古い国家、新しい社会)
第2部 言語(インドネシア政府の言語;漫画と記念碑;スンバー‐スンパー、あるいは恭順と呪詛)
第3部 意識(暗黒の時代と光輝の時代;階級対立の萌芽、ジャワの二つの古典について)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ahmad Todoroki

1
ベン・アンダーソンの本は大抵難解で読みにくいのだが、本書は意外とそうでもなかった。いつの間にか彼の文体に慣れたらしい。ジャワにおける権力とセックスの関係は実に面白く、なるほど彼が日本の漫画ジャンルであるBLについて後年関心を持ったのも頷ける。2024/08/30

katashin86

0
『想像の共同体』でおなじみアンダーソンの、メインフィールドたるインドネシアの政治文化・島嶼国家におけるネーション形成についての論考集。2020/09/26

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