内容説明
平戸・長崎などの戦国期日本の海外貿易港は、倭寇やポルトガル人たちの、そして日本社会のネットワークの末端であった。その異文明・異文化の接点となった「港市(こうし)」にこそ近代「市民社会」の萌芽となる特異な原理と秩序があったのである。
目次
1 港市
2 平戸(国際貿易港平戸と南蛮貿易)
3 横瀬浦(横瀬浦の開港と焼討ち―イエズス会主導下の貿易港)
4 長崎(史料批判と分析の方法;長崎の町割;自治都市長崎)
平戸・長崎などの戦国期日本の海外貿易港は、倭寇やポルトガル人たちの、そして日本社会のネットワークの末端であった。その異文明・異文化の接点となった「港市(こうし)」にこそ近代「市民社会」の萌芽となる特異な原理と秩序があったのである。
1 港市
2 平戸(国際貿易港平戸と南蛮貿易)
3 横瀬浦(横瀬浦の開港と焼討ち―イエズス会主導下の貿易港)
4 長崎(史料批判と分析の方法;長崎の町割;自治都市長崎)