大腸ポリペクトミーはどこまで必要か

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大腸ポリペクトミーはどこまで必要か

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  • サイズ B5判/ページ数 167p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784888750974
  • NDC分類 493.46
  • Cコード C0000

出版社内容情報

    《目次》 第I章 現時点における内視鏡治療の実態   1.一般病院の場合(鈴木 康元)    a.病院における大腸検査・治療の実体    b.担癌率およびsm浸潤率の変遷    c.大腸腫瘍性病変の年齢    d.大腸腫瘍性病変の性    e.大腸腫瘍性病変の占拠部位    f.大腸腫瘍性病変の形態    g.大腸腫瘍性病変の大きさ   2.大学病院の場合(河野 弘志,鶴田  修)    a.内視鏡治療の頻度    b.内視鏡治療の適応と方法     適応/方法(ホットバイオプシー/     ポリペクトミー/内視鏡的粘膜切除術/     ピースミールポリペクトミー/     レーザー治療、高周波治療、     ヒーターブローブ凝固法)    c.内視鏡治療後の方針     追加切除/内視鏡による経過観察   3.集検発見ポリープとその取り扱い(安藤 正夫,望月 福治)    a.有腫瘍率とその内訳    b.発見腫瘍の治療方針    c.内視鏡治療例の成績    d.経過観察例の成績   *編集者のコメント(多田 正大) 第II章 微小病変、小病変はどこまで治療すべきか  A.微小病変、小病変はどの程度発見されるか   1.集検、人間ドック検診の場合(多田 正大、藤田 直子)    a.農村における住民大腸癌検診での頻度    b.都市部における職域大腸癌検診での頻度    c.人間ドックにおける頻度   2.一般病院の場合(田淵 正文)    a.微小病変の発見頻度    b.初診時と再診時における腫瘍発見頻度    c.大腸腫瘍発見率の差はなぜか   3.大学病院の場合(岡本 春彦、畠山 勝義)    a.大腸内視鏡検査施行の理由    b.大腸腫瘍の内訳    c.腺腫、早期癌の形態、大きさ    d.腫瘍の大きさから見た症例数   *編集者のコメント(工藤 進英)  B.腺腫、癌と非腫瘍性病変の鑑別は可能か   1.通常観察の場合(安藤 正夫,望月 福治)    a.非腫瘍性病変の頻度    b.腺腫、癌と非腫瘍性ポリープとの通常観察における鑑別     5mm以下の腺腫と癌との鑑別/過形成ポリープとの鑑別/     炎症性ポリープとの鑑別/若年性ポリープ/     P-J型ポリープ/粘膜下腫瘍   2.通常観察における腺腫、癌と非腫瘍性病変との鑑別(五十嵐正広)    a.非腫瘍性病変の頻度    b.腺腫、癌と非腫瘍性ポリープとの通常観察における鑑別     5mm以下の腺腫と癌との鑑別/過形成ポリープとの鑑別/     炎症性ポリープとの鑑別/若年性ポリープ/     P-J型ポリープ/粘膜下腫瘍   3.拡大観察の場合(藤井 隆広)    a.通常内視鏡観察での腫瘍・非腫瘍の鑑別    b.拡大内視鏡の利点    c.拡大内視鏡観察における腫瘍・非腫瘍の鑑別   4.大腸表面微細観察は有用か?(佐野  寧)   5.実体顕微鏡から遡及する(河野 弘志、鶴田  修)    a.pit pattern診断    b.非腫瘍と腫瘍の鑑別    c.腺腫と癌の鑑別    d.深達度診断   *編集者のコメント(多田 正大)  C.小さいポリープはどこまで治療すべきか   1.pit pattern診断からの検討(山野 泰穂)   2.大腸微小腺腫の自然史と大腸微小ポリープの取り扱い(田淵 正文)  ●私はこう考える“小さいポリープの治療”   担癌率およびsm浸潤率から見た検討(鈴木 康元)   大腸微小病変の効率よい取り扱い方法(河野 弘志、鶴田  修)   5mm以下の隆起型は治療不要(安藤 正夫、望月 福治)   小さくても腫瘍性病変ならポリペクトミーが必要(五十嵐正広)   微小病変に対する治療(藤井 隆広、尾田  恭)   小さいポリープに対する積極的切除意義(岡本 春彦、畠山  勝義)   5mm以下のポリープをどうするか(佐野  寧、藤盛 孝博)   大きさと肉眼形態から見た悪性度(田中 信治、平賀 裕子)   微小病変に対する内視鏡治療の効率向上を目指して(斉藤 裕輔、高後  裕)  *編集者のコメントのコメント(工藤 進英)〈画像〉〈画像〉 第III章 大きいポリープはどこまで治療できるか A.深達度からの限界  (1)sm細分度分類からみた適応と限界   1.sm癌浸潤度分類からみた適応と限界(山野 泰穂)   2.浸潤先進部の組織学的分化度の重要性(田中 信治、木村 敏久)    a.sm細分類    b.sm浸潤先進部の組織型    c.sm細分類と浸潤先進部組織型の関係から見たリンパ節転移率    d.リンパ節転移危険因子の多変量解析結果    e.大腸sm癌のEMRの適応基準  *編集者のコメント(多田 正大)  (2)深達度診断はどこまで正確にできるか   1.通常内視鏡の場合(河野 弘志、鶴田  修)    a.早期大腸癌の大きさ別、形態別のsm浸潤率およびsm浸潤度    b.早期大腸癌の表面性状別浸潤度    c.non-lifting sign   2.拡大内視鏡の場合(佐野  寧、青山 伸郎)   3.拡大内視鏡による深達度診断(藤井 隆広)   4.EUSの場合(安藤 正夫、松永 厚生)    a.深達度診断の指標    b.使用超音波機器について    c.深達度診断の成績   5.X線を含めた総合診断の場合(斉藤 裕輔、折居  裕)    a.対象と方法    b.sm細分類からみた各種検査法における深達度診断能    c.治療選択における深達度診断能  *編集者のコメント(多田 正大)  B.大きさ、形態などからの限界   1.隆起型の場合(岡本 春彦、畠山 勝義)   2.陥凹型の場合(山野 泰穂)   3.結節集簇様病変の場合(田中 信治、谷本 達郎)    a.LST内視鏡切除後の遺残・再発の原因    b.LST内視鏡切除後の遺残・再発病変の特徴   4.一括切除か分割切除か?(斉藤 裕輔、高後  裕)    a.EMRにおける腫瘍径別の病理組織学的断端陽性率    b.切除法別の断端陽性率    c.症例呈示    d.EMRにおける一括切除の重要性  *編集者のコメント(工藤 進英)  C.合併症の発生からみた限界と対策   1.大きさおよび組織からみた検討(鈴木 康元)    a.大腸ポリペクトミー後の合併症    b.病変の大きさと合併症の発現頻度および担癌率    c.病変の組織と合併症の発現頻度    d.合併症の発症日    e.合併症を予防するためのコツ   2.偶発症からみた内視鏡切除の限界と対策(田中 信治、春間  賢)    a.偶発症の発生状況    b.出血とその対策    c.穿孔とその対策   3.クリッピングの有用性(岡本 春彦、畠山 勝義)  *編集者のコメント(多田 正大)  ●私はこう考える“大きいポリープの治療”     (藤井 隆広)   大きさは技量と深達度診断の正確さに応じて決まる(五十嵐正広)       (河野 弘志、鶴田  修)   30mm以上の腺腫および早期癌の取り扱いについて(安藤 正夫、望月 福治)  第IV章 放置したポリープのサーベイランスはどうすべきか   1.放置された場合のサーベイランスについて(五十嵐正広、勝又 伴栄)    a.放置してもよいポリープとは    b.サーベイランスの必要性について    c.摘除後サーベイランスで発見される腫瘍の頻度    d.ポリープの大きさとサーペイランスによる癌発見率    e.初回治療個数別癌発見率    f.サーベイランスで発見された癌    g.サーベイランスの実際   2.大腸内視鏡検査における見逃しの可能性と検査間隔の設定      (藤井 隆広、大桑 正名)    a.NAD例における腫瘍発見率    b.NAD例の検査間隔と腫瘍発見率    c.既往切除病変の性状と腫瘍発見率    d.初回見逃しの可能性  *編集者のコメント(工藤 進英

内容説明

本書の内容は現時点でのポリペクトミーの実態報告に始まり、ポリペクトミーが必要な小さなポリープ(本書では小ポリープは10mm以下、微小ポリープは5mm以下と定義した)はどのようなものか、またその質的診断はどうかを取扱い、次いで大きなポリープの大きさ、深達度、合併症からみたポリペクトミーの限界をさぐり、放置したポリープのサーベイランスのやり方で結ばれている。

目次

第1章 現時点における内視鏡治療の実態
第2章 微小病変、小病変はどこまで治療すべきか
第3章 大きいポリープはどこまで治療できるか
第4章 放置したポリープのサーベイランスはどうすべきか

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