内容説明
世界は貧困と格差に満ちている。「自由化」を旗印に闊渉する資本家はさらに速度と勢威を増し、人びとを蹂躙しつづける。4カ国で起こした彼らの爪あとを若き研究者がつぶさに検証し、その苛烈な実態を明らかにする。
目次
第1章 東アジア―資本主義と韓国(韓国経済成長の構図;韓国経済発展の構造)
第2章 南アジア―多国籍企業とバングラデシュ縫製産業(国際協定の変遷と多国籍企業の展開;バングラデシュの縫製産業;バングラデシュ縫製産業と外国資本;バングラデシュ縫製産業の特徴)
第3章 サブサハラ―食料・農業問題とケニア(農民の苦悩とスラムの形成;農業生産の歪み;ドナーによる支援・投資の思惑)
第4章 マグレブ―チュニジアの構造調整とEUの自由貿易戦略(経済危機と構造調整;欧州・地中海自由貿易圏構想)
著者等紹介
福田邦夫[フクダクニオ]
1945年生まれ。フランス国立高等研究院中退。明治大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。明治大学、博士(経済学)。現在、明治大学商学部教授、明治大学軍縮平和研究所所長
大津健登[オオツケント]
1981年生まれ。高麗大学大学院(明治大学協定校留学)。明治大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。現在、明治大学研究・知財戦略機構国際総合研究所研究推進員、立教大学経済学部兼任講師、関東学院大学経済学部非常勤講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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