内容説明
現代中国が抱える矛盾を見据え、その根源としての「破産したスターリン主義」を精緻に分析し、「過渡期社会」の経済理論を明快に提示する。
目次
1 二十一世紀現代世界を変革するために(中国の政治経済構造の変質;反帝国主義・反スターリニズム)
2 過渡期社会の経済建設(社会的総労働を比例的に配分するための「価格」表示;生産過程とその技術化;マルクス『資本論』の根底をつかみとる;社会的再生産の基本構造;表示された「価格」にもとづく工場での計算)
3 現代ソ連邦の自己解体、その根源をなすもの(出発点;のりきり策の模索―「価値・価格論争」;破産したスターリン主義政治経済体制、その再生産構造)
著者等紹介
北井信弘[キタイノブヒロ]
1945年、大阪府生まれ。マルクス主義研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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