内容説明
人類の歴史は偶像崇拝の歴史である。偶像は人間の中心的な熱情の対象となるものである。偶像に現されるような熱情は、同時に人間の価値体系の中心の最高の価値を現す。原始的な偶像から、国家、指導者、名誉、名声、家族、生産、消費といった現代の偶像に至るまで、そのすべてが偶像化した神の祝福によって勿体づけられている。
目次
第1章 化身土とは(うぬぼれ;親鸞聖人の告白 ほか)
第2章 顕浄土方便化身土文類(「文類」と親鸞聖人の歴史観;観経の化身土 ほか)
第3章 定善行・散善行(瞑想と捨我利他の行)(定善は瞑想;仏智の方便としての瞑想 ほか)
第4章 内観(行;機の事実・あるがままの自己 ほか)
著者等紹介
佐藤覬夫[サトウモトオ]
1925年、東京大森に生まれる。1943年、東芝に入社。1945~1953年肺結核にて療養、この間にキリスト教、禅、浄土真宗、西田哲学等と遇う。1951年、回心、篠田龍雄和上の御教導を得る。1953年、サラリーマン生活に入る。1970年、産能短大卒。1978年、中小企業診断士。1985~1989年、中央仏教学院(築地本願寺内)に学ぶ(通信教育とスクーリング及び自主学習会)。1985年~タカノ電子工業名誉顧問
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