感想・レビュー
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紅独歩
4
江戸時代後期（化政時代）に出版された橘崑崙(たちばなこんろん)の著作の現代訳。少々不鮮明なのが残念だが、挿絵は葛飾北斎でとぼけた味わいを楽しめる。河童・天狗・山男などお馴染みの話から、「得体の知れない60ｃｍほどの物体が地上3ｍのところに浮かんで、盛んに身をくねらせていた」というシュールな話まで50余話を収める。なかでも著者本人が竜巻に遭遇した話は、迫真のルポルタージュの味わい。2012/06/22
