内容説明
好評だった前著『薬はなぜ効くのか?―病気をよく知り薬に賢く』発刊から7年。その後、200回を数えた新聞連載の中から抜粋して、薬の働き方について「Q&A」方式で、薬理学の権威が分かりやすく解説する。
目次
1 薬は、どこにどのように作用しているのか?―作用点と作用機序から観た薬(薬は、生理活性物質の作用点(受容体)に作用する
薬は、生理活性物質の代謝(生成、分解)に作用する ほか)
2 薬は、私たち自身の体の中でも創られている?―自然(自己)治癒力(麻薬物質で痛み軽減―モルヒネ様物質;睡眠と「メラトニン」―メラトニン ほか)
3 薬の併用効果は?―有効性を高め、副作用を軽減する―メリットとデメリット(薬の多剤併用について;薬の相互作用(薬の代謝系) ほか)
4 薬は、種々の点に働きかけ、同一の効果を発揮する?―薬の作用の多様性(血圧を下げるための薬;血糖値を下げるための薬 ほか)
5 カフェインとアルコールの多様な作用?―興奮作用と麻痺作用(カフェインの作用;アルコールの作用 ほか)
著者等紹介
岡源郎[オカモトオ]
徳島大学名誉教授。元大阪薬科大学学長。日本薬理学会名誉会員。奈良県薬剤師会会員。昭和29年大阪薬科大学卒。34年大阪大学大学院薬学研究科修了。42年大阪大学医学部助教授。50年徳島大学医学部教授。平成7年徳島大学名誉教授。大阪薬科大学学長。11年同任期満了退職。21年春の叙勲で「瑞宝中綬章」受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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