中国民族音楽の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 591p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784888513463
  • NDC分類 762.22
  • Cコード C0073

内容説明

上巻は、歴史的経緯と社会階層から中国人を庶民(民衆)、文人(あるいは士族)、宮廷貴族及び宗教信仰者の4つのカテゴリーに分類。各社会階層を代表する音楽作品を選定し、それらの作品を各社会階層における特定の社会的、文化的状況の中で分析し、人間の行動や心理的感情から生まれた中国音楽が持つ「人間学」的特徴を見出す。中巻は、中国の各歴史時期を糸口に、太古や先秦から秦、漢、魏晋南北朝、隋、唐、宋、元、明、清、そして近代、現代までの各時代における代表的音楽作品を選び出し、その音楽が生まれる時代の背景や特徴を分析している。下巻は中国の音楽体系を、中国系音楽、ヨーロッパ系音楽、ペルシャ系音楽の3つの大きな系統に分類し、さらに地域別に15の支脈に分け、中国各地域に生活する各民族の音楽作品とその特徴を紹介し分析。それを通じて中華民族の音楽文化の民族性と多元性を新たに提示した。

目次

上巻 音楽の中の中国人(音楽の中の民衆;音楽の中の文人や士大夫;音楽の中の虔誠なる信衆 ほか)
中巻 古代文明の歴史的反響(遥か彼方の骨笛の演奏『原始狩猟図』;『楚商調』を奏でる古墓の鐘;琴歌清吟『胡笳十八拍』 ほか)
下巻 中華民族の心の声(中国の音楽体系とその15の支脈;ヨーロッパの音楽体系とその2つの支脈;ペルシャアラブの音楽体系とその3つの支脈)
総括―中国伝統的音楽の形態特徴

著者等紹介

王耀華[オウヨウカ]
中国福建師範大学音楽学院教授。1942年中国福建省生まれ。1961年福建師範学院芸術系音楽専門を卒業後、同学部の助教となる。1970年8月から1978年8月まで福建省京劇団の指揮者として活躍。1978年8月より福建師範大学音楽学院講師、副教授を経て教授となる。その前後、福建師範大学音楽学院副主任、福建師範大学の副学長、北京大学の音楽学系主任などを務める

郭小利[カクショウリ]
中国福建師範大学音楽学院教授。1971年中国河南省生まれ。1993年河南大学音楽系卒業。2005年北京師範大学教育学修士修了。2009年福建師範大学文学博士課程修了。文学博士。博士論文は全国優秀論文賞受賞

王州[オウシュウ]
中国福建師範海峡両岸文化発展協同創新センター主任、福建師範大学音楽学院教授。1971年中国福建省生まれ。1993年福建師範大学音楽学院卒業。2002年日本千葉大学教育学部音楽教育学修士修了。2006年福建師範大学音楽学院博士課程修了。文学博士

劉富琳[リュウフリン]
中国広州大学音楽学院教授。1968年中国福建省生まれ。1993年福建師範大学音楽学院卒業。1996年福建師範大学音楽学院修士修了。1999年同学院博士課程修了。文学博士

王維[オウイ]
長崎大学多文化社会学部教授。専攻は文化人類学、民族音楽学。名古屋大学大学院、福建師範大学音楽学院それぞれの博士後期課程を修了し、博士号を取得。中国及び海外華僑における伝統文化の受容と変容についての比較研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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