内容説明
孫文を支援した長崎の快男児。異文化の町長崎から羽ばたいた男には夢があった。香港、上海、シンガポールなどを舞台に夢に挑戦。未公開写真を多数掲載した画期的な梅屋庄吉の伝記。
目次
第1章 庄吉・トク―それぞれの生いたち
第2章 運命の出会い―庄吉と孫文
第3章 庄吉の映画ビジネス―成功までの軌跡
第4章 孫文の栄光と挫折―華々しい日本凱旋から日本亡命へ
第5章 孫文と宋慶齢の恋―庄吉邸でひそかに会いピアノや歌を
第6章 革命支援に奔走する庄吉―飛行学校支援、アギナルドとの親交
第7章 孫文の死―庄吉が示した友情の証
第8章 庄吉の晩年―幻に終わった映画「大孫文」と和平工作
著者等紹介
小坂文乃[コサカアヤノ]
1968年1月9日東京生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。大学卒業後、Waterford Wedgewood Japan株式会社入社。マーケティング部所属。その後、日比谷松本楼に入社。現在、代表取締役副社長。日英協会会員。中国宋慶齢基金会理事。孫文と梅屋庄吉研究センター(上海)顧問。同済大学(上海)アジア太平洋研究センター顧問研究員。桜美林大学北東アジア総合研究所客員研究員。大阪観光大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴木貴博
1
孫文については興味があって、いろいろ本を読んだり、日中香澳台のゆかりの地を訪問したりしているが、そのような際に梅屋庄吉の名前をよく目にする。そんな積み重ねで何となくは知っていたが、まとまった知識がほしいと思い今回梅屋側からの本を読んでみた。著者は梅屋の曾孫。厚くない本で簡潔な記述ではあるが、写真も用いつつ、梅屋夫妻と孫文・宋慶齢夫妻の関係を中心に、梅屋庄吉の生涯とその事業の概要、それが現在まで及ぼしている影響を知ることができる。2018/02/14
ある
0
写真少なめですが読みやすいです
チンズ
0
2時間ほどで一気読み。 心意気がカッコ良すぎる!金銭じゃなくて志。資本主義にまみれた今、この本に心打たれる。2024/05/12