内容説明
ロシア人に「サブロスキー」と呼ばれた男・大井三郎助は、長崎奉行に仕えて江戸と長崎を6回往復し、延べ2100日余も長崎で暮らす。幕末の外交交渉の現場を経験するなど、維新史に立ち会った。曾孫の著者が史料を発掘して解明した曾祖父の人生。
目次
第1部 開国の胎動期に―御徒見習い出仕から御徒として抱入れ(「大井譜」;「武鑑」などで確認した三郎助;大井/三郎助の出仕)
第2部 長崎赴任の往復―老中首座阿部正弘からの期待(第一回目の長崎への赴任;第二回目の長崎への赴任;第三回目の長崎への赴任)
第3部 長崎勤務の緊迫―ロシア使節対応でハイライトをむかえる(第四回目の長崎への赴任;第五回目の長崎への赴任)
第4部 江戸政変の渦中で―支配勘定さらに御勘定へ昇任(江戸での御用;御勘定への昇進とその御用)
第5部 長崎と江戸の終焉―幕府崩壊を見届け隠居、さらに淘宮術免許皆伝(最後の長崎への赴任;長崎奉行所の終焉と横浜への帰着;最後のご奉公;隠居)
著者等紹介
大井昇[オオイノボル]
1935年(昭和10年)鎌倉生まれ。九州工業大学工学部卒。九州大学・理学博士(1965年取得)。東芝で原子力・核燃料技術者として三十五年勤務。この間カリフォルニア大学ローレンス放射線研究所(1962年から一年間)留学、カナダの原子力公社ホワイトシェル研究所外来研究員(1967年から二年間)。1991年よりウイーンの国際原子力機関(IAEA)の職員として八年勤務。その後日本原子力産業会議参与、武蔵工大非常勤講師などを勤めた。現在、東京都世田谷区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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