内容説明
創立百五十周年の長崎大学医学部の伝統のなかに人材育成の秘密がひそむ。解剖のために献体した人々の霊に感謝し、慰霊祭をおこなっている。原爆で約九百人が犠牲となったキャンパスには、その霊魂が宿る。大学の教育現場を見つめなおし、愛情あふれる視点で大学人の生き方を描く。
目次
第1部 大学の窓から(厳しい教授選考;社会映す子どもの健康;健康水準は行政から;ポンペの精神受けつぐ;女性医師の環境整備を ほか)
第2部 学長室から(高校生諸君!;めざせ、国際派アーティスト!;私へ、長大へ、アクセスを!;インターネットで、合格発表;国立大学の新たなるスタート ほか)
著者等紹介
齋藤寛[サイトウヒロシ]
昭和30年3月長野県諏訪清陵高等学校卒業。昭和38年3月東北大学医学部医学科卒業。昭和43年3月東北大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。昭和45年1月東北大学助手(医学部第二内科)。昭和58年12月長崎大学教授(医学部衛生学)。平成10年10月長崎大学医学部長(平成14年3月まで)。平成14年3月定年退職。平成14年10月長崎大学長(平成16年3月まで)。平成16年4月国立大学法人長崎大学長就任。平成19年10月在長崎オランダ王国名誉領事就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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