出版社内容情報
明治十年代、日本近代成立の思想的根拠を探る。
内容説明
西洋経験と伝統がぶつかりあう明治十年代の混乱の現場で文明の精神を読み解き、総体としての近代日本成立の思想的根拠を探る。
目次
第1章 近代における“宗教”化体験―金光教と復古神道を事例として
第2章 すれ違ってしまった二つの青春―明治十年代の美術思想の観点から見た浅井忠とフェノロサ
第3章 河竹黙阿弥と演劇の近代化
第4章 明治十年代の道徳教育―修身教科書を中心に
第5章 小説の「改良」と挿絵
第6章 『音楽利害』にみる明治近代―そのカロカガティスムの意味するもの
第7章 明治期ナショナリズムと「アジア」
第8章 「近代」成立の現場―福沢諭吉の「文明」論を中心に
著者等紹介
西村清和[ニシムラキヨカズ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。美学・芸術学専攻。東京大学教授
高橋文博[タカハシフミヒロ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。日本倫理思想史専攻。岡山大学教授
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