出版社内容情報
廣松渉の人となりを描き、その思想を解説。
内容説明
人間のあり方や世界のあり方を解きほぐすために、孤絶な闘いを生きた希有な哲学者広松渉の思想的軌跡をこまやかに活写。
目次
第1部 軌跡―『世界の共同主観的存在構造』まで(一九七七年春、東大駒場;夢みられたふるさと;まぼろしの九州人民共和国;夜と霧の時代のなかで;あかつきの鐘をならすもの ほか)
第2部 解読―広松実践哲学の構想と、広松哲学体系の「外部」(役割と実践―広松哲学における役割理論をめぐって;実践と体系―広松哲学における実践の位置をめぐって;体系の外部―広松哲学における「否定的なもの」をめぐって)
著者等紹介
熊野純彦[クマノスミヒコ]
1958年神奈川県横須賀市に生まれる。1986年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学文学部助教授(専攻・倫理学)
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