出版社内容情報
学校とコミュニティの協力のあり方を問う。,,,
内容説明
著者は一九九七(平成九)年夏から一九九八(平成十)年夏までの一年間、フルブライト奨学金(日米教育委員会)を得て、家族とともにアメリカのシカゴ郊外の町に滞在することができました。その間、三人の息子のうち次男(小学三年生)と三男(幼稚園年長)がアメリカの公立学校にお世話になりました。それまで本や文献でしか知らなかったアメリカの学校の様子を直接、体験する機会に恵まれました。著者の研究テーマとも関連していたのが幸いして、予想以上に多くの収穫を得ることができました。本書は、そのときの感想や印象をもとに、著者の意見をまとめたものです。単なる思い出としてではなく、これからの日本の小中学校で参考になるようなことにピントを絞って書きました。
目次
一年の計はスクール・カレンダーにあり―学校からの情報開示
地域で決めるカリキュラム―住民の願いを反映させたカリキュラム
校門の外は関知せず―学校と保護者の責任分担
PTAパワー―スーパーも巻き込め
子どもは地域の宝―まずは子どもから
みんなで選ぶ教育委員―教育に“口”と“金”を出す住民
米国ボランティア事情―日本紹介の巻
ストリンガー校長先生、お願い!―校長の権限はいかほど?
ドラッグ対策―自尊感情を育てる
それでは、成績表にサインを!―保護者への説明責任
学習障害(LD)の子のための大学―一人ひとりを大切に
アンカーポイントとしての学校―住民一人ひとりにとっての学校
著者等紹介
小泉令三[コイズミレイゾウ]
福岡教育大学教授。1978年大阪大学理学部卒業。1985年兵庫教育大学大学院修士課程修了。1987年広島大学大学院修士課程修了
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