内容説明
ナンバーワンよりオンリーワンをめざせ！自分の将来に向かって、自分の能力を最大限伸ばすための心理学。
目次
自我の発達について（作られる自我から作る自我へのグレードアップ）
精神障害について（心の悩みは、成長への扉であることに気づけ）
フロイトの精神分析から学ぶ（自分を育てる自分を作れ）
ユングの分析心理学に学ぶ（無意識のライフデザインに気づけ）
アドラーの個人心理学から学ぶ（与えられた資質を生かせ）
バーンの交流分析から学ぶ（ネガティブな人生脚本よ、さようなら）
性格の形成について（心のソフトウエアを知れ）
認知の発達について（身体知と言語知を獲得せよ）
記憶のメカニズム（知識構造を体制化せよ）
知能を伸ばす（知的環境を整えよ）〔ほか〕
著者等紹介
渡辺利夫［ワタナベトシオ］
１９５４年東京に生まれる。１９７７年同志社大学文学部文化学科心理学専攻卒業。１９８０年慶応義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻修士課程修了。１９８６年カリフォルニア大学大学院社会科学部認知科学科博士課程修了（Ｐｈ．Ｄ．）。１９９０年慶応義塾大学環境情報学部専任講師。２００３年現在、慶応義塾大学環境情報学部教授。専門分野はライフデザイン心理学、空間知覚、空間認知
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感想・レビュー
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コージー
21
★★★☆☆本来の自分を探すためのマニュアル本。自我同一性を獲得する青年後期の大学生に向けられた内容である。フロイト、ユング、アドラー、バーンなどの心理学や、脳科学などの情報を提示し、自分探しの手がかりを与えてくれる。各理論の概論を学べるところは面白いが、「自分探し」にあまりフォーカスされていないように思えたので、そこが残念な点。【印象的な言葉】人は、自分にはないものを欲しがり、それがないために悩んだりする。その反面、自分がもっているもの、天から与えられたものには、気づかないでいるのである。2019/10/30
ぼけみあん＠ARIA6人娘さんが好き
3
同じく速読練習本。自分探しのための様々な心理学説を手際よく紹介した本。それにしてはエリクソンの発達段階説が詳しく紹介されていなかったり、彼を新フロイト派に分類していたりと間違いも見受けられる。ユングの性格タイプ論の紹介にしても、説明が通り一遍すぎて、これで自分探しの一助としろという方が無理。自分探しに余り関係なさそうな部分も多く、参考資料としてならばともかく、前書きにあるような「人生目標到達のためのマニュアル」としては到底利用できそうにない。こちらも目次と参考文献をコピーして後はブックオフに戻す予定。2014/11/30
るりさん
3
心理学の基本的な理論を紹介、解説しつつ、実際のライフデザインに役立てようという姿勢に立った本。概論書で学んだことを別の視点からみることができて面白かった。2014/05/04
