出版社内容情報
紀行文的随想で案内する熊野古道歩き。
内容説明
本書は「熊野古道」を「堺」から「本宮」(熊野本宮大社)まで歩いたことを、感想などをまじえ十六回にまとめ記したものである。ところが「堺」から順に歩いているのかというとそうではなく、第一回目の本書は和歌山県の「藤白」から「宮原」までとなっている。
目次
物好き蟻の私―上ったり下ったりのミカン畑の坂道
堺から始めようと、気楽に決めた私―街の中に面影を宿す道
泉佐野市役所で奮起した私―溜池のそばを行く泉州の道
林昌寺より海を眺めた私―ふれ合い・出会いのある道
和歌山県に入った私―地元の人に何でも訊くのがよい道
長い橋を歩いて感動した私―先人たちのあとを踏み進む道
小発見しながら夢気分の私―今後の目標を与えてくれる道
余計なことばかり書いている私―自分自身を振り返る道
獅子舞いを目の当たりにした私―昔の情緒・生活を残す道
一〇〇キロ以上の鉄道距離に驚く私―日高川を渡り海に沿う道
千里浜を歩いた私―王子ポストのオリエンテーリングの道
お寺で蘇鉄の実を二つ拾った私―だれでも歩ける希望の道
古道歩きの先行者の影をとらえた私―橋を渡りまた橋を渡る道
三匹の犬たちと出会った私―梅林を行く別天地の道
「スーパーくろしお1号」を呆然と見送った私―楽しい尾根歩きの道
バスに乗りそこね、狼狽した私―発心門王子社までが勝負の道
著者等紹介
山村茂樹[ヤマムラシゲキ]
1950年大阪府に生まれる。「日本野鳥の会」会員、「しれとこ100平方メートル運動、運動の森・トラスト」参加。「新ハイキング関西」会員
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