出版社内容情報
自由貿易と保護主義の葛藤から経済を考える。
内容説明
通商政策をめぐるエコノミストたちの理論に焦点を当てながら、貿易摩擦の背後にある世界経済の実態を“自由貿易と保護主義”の視点から考察する。
目次
イギリス経済の盛衰と通商政策
工業化と保護主義―ジェイムズ・ステュアート
経済的自由主義と国際分業―アダム・スミス
食糧自給と農業保護―トマス・ロバート・マルサス
自由貿易体制と比較生産費説―デイヴィッド・リカードウ
綿工業と自由貿易―マンチェスターの自由貿易論
後発国の工業化と保護主義―フリードリヒ・リスト
経済的衰退と公正貿易―公正貿易運動
自由貿易と帝国―アルフレッド・マーシャルとW.J.アシュレー
保護主義の復活と帝国特恵体制―レオポルド・エイメリー
ガット体制の成立と帝国特恵―ケインズ、ミード、ロビンズ
EC加盟への道―ロイ・ハロッド
自由貿易実現の条件
著者等紹介
服部正治[ハットリマサハル]
1949年三重県に生まれる。1972年金沢大学法文学部卒業。1980年立教大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、立教大学経済学部教授(専攻/経済学史)、博士(経済学)
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