出版社内容情報
ロック/デカルト哲学の核心にせまる。
内容説明
デカルト、ロック、バークリ…「自然主義」と「基礎づけ主義」をゼロから考える。
目次
第1話 翔と詩織
第2話 文月葉月
第3話 研究室にて
第4話 京の秋
第5話 学園祭
第6話 院入試
著者等紹介
冨田恭彦[トミダヤスヒコ]
1952年香川県に生まれる。1975年京都大学文学部卒業。1981年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、京都大学教授/京都大学博士(文学)。専攻は哲学
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感想・レビュー
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クリフトン
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基礎づけ主義も その根本となる基礎をみつけるのは遂に不可能かもしれず 此れこそはと思っても 更にその基礎を探ってみたくなる 一方 自然主義はどのようにしてその正当性を担保できるのだろう 果てなく続く問いがあるばかり それでも普通に会話も成り立ち 特に生活に支障はないのだ ところで 冒頭から翔の父親の死で始まることの意味はどういうことなのだろうか2024/10/16
淡野 直人
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科学哲学者と学生や他の学者との対話を通じて科学哲学のテーマを解説する科学哲学者柏木達彦シリーズの番外編。 今回の主役は柏木達彦ではなく、彼のゼミに所属する二人の学生で、ロックとデカルトを中心に自然主義や基礎づけ主義について概観する内容。2020/10/27