無意図的模倣の発達社会心理学―同化行動の理論と実証研究

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無意図的模倣の発達社会心理学―同化行動の理論と実証研究

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784888486385
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、社会心理学において重要な研究意義をもちながらも、本格的な実証研究が試みられることのなかった無意図的な模倣行動に着目し、一連の研究成果をまとめたものである。発達初期に豊富に見られる無意図的模倣が対人関係の側面と密接に関連することを明らかにするとともに、この機制を「同化行動」と名付け、発達初期の同化行動の機制がどのようにして成人の適応機制へと変化するのか、そして成人において同化行動が生起する条件とその特徴を解明した。

目次

第1章 戸川の「適応欲求」と「無目的行動」
第2章 模倣研究と無意図的模倣
第3章 模倣の種類と発達的アプローチ
第4章 模倣と対人関係
第5章 同化行動の理論と発達的展開
第6章 同化行動の発達的展開
第7章 成人における同化行動
第8章 結論

著者等紹介

内藤哲雄[ナイトウテツオ]
1948年山口県下関市に生まれる。1974年早稲田大学第一文学部卒業。1976年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1981年早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。1981~1982年日本学術振興会奨励研究員。1984年信州大学医療技術短期大学部講師(心理学、臨床心理学担当)。1986年信州大学医療技術短期大学部助教授。1991年信州大学人文学部助教授(社会心理学担当)。1992年信州大学人文学部教授。1997年博士(人間科学)取得(早稲田大学)。1997~1998年カリフォルニア大学アーヴァイン校(UCI)客員研究員。2000年PAC分析の研究により日本応用心理学会賞を受賞。現在信州大学人文学部教授、信州大学留学生センター長(併任)。臨床心理士。専攻社会心理学。主要著訳書に『PAC分析実施入門:「個」を科学する新技法への招待』ナカニシヤ出版。『人と人とのかかわりとしての教育心理学』(共編著)福村出版。『社会集団の再発見:自己カテゴリー化理論』(共訳)誠信書房
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