内容説明
自文化を理解することが、実はそれが当たり前すぎてとても難しいように、異文化もそれなりに慣れてしまえば、気づくことも少なくなっていく。本書の内容は、著者にとってのベトナム研究の第一歩であり、個人的な経験に基づいた滞在記である。
目次
1 はじめに―路地の風景のなかで
2 ベトナムの首都ハノイというところ
3 フィールドワーク・前半―1998年5月~1998年9月
4 フィールドワーク・後半―1998年10月~1999年2月
5 ハノイの人々―その不思議な魅力
6 ハノイ再訪―1999年3月~
7 心理学研究者がフィールドワークをするということ
著者等紹介
伊藤哲司[イトウテツジ]
1964年名古屋に生まれる。1987年名古屋大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業。1993年名古屋大学大学院文学研究科(心理学専攻)満期退学。1993年茨城大学人文学部講師。1996年茨城大学人文学部助教授。現在に至る。1998年5月~1999年2月文部省在外研究員としてベトナム(ハノイ)滞在。専攻社会心理学。学位博士(心理学)(1995年、名古屋大学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。