目次
第1部 教育における文化的主義―多文化教育の視座から(マイノリティと教育;アメリカにおけるマイノリティ;文化的多元主義と教育;多文化教育の世界的潮流;多文化教育の展望;ハワイ州における高等教育の構造変革―1960年以降のコミュニティ・カレッジを中心として)
第2部 日本における文化的多元主義―異文化理解教育の視座から(日本の国際化と国際理解・異文化理解教育;国際理解教育と海外・帰国子女教育;日本における異文化理解教育;国際理解・異文化理解の現状と課題―日本と韓国の高校生の意識調査を中心として)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Largo de Irivitalli
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日本人自身、自己変革せずに世界と交流(TPPへの無理解などもそうかも知れない)。内なる国際化が追いついていないのだろう。異質的文化に対する不寛容は国内にもある。他国(県)で得た貴重な文化を教育に取り入れようとしても、結局は自分に都合の悪い部分は生かそうとはしない。面白いのは、国(県)外に行く場合は摩擦は生じないが、受け入れでは大きな摩擦が生じる点。国際化やり甲斐は足元から始まるということだ。神稜台小学校の取組みが紹介されている。2015/10/12
ゆみの
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10年以上前の本なので仕方ないのかもしれないが、大そうなタイトルの割には内容が薄く、平面的である。それこそ「潮流」に乗った論をいくつかの例をあげながら展開しているだけ、といった感じ。2013/01/14